バイクが盗難されたらどうするか知っておこう

盗難されたら最初にすることは何?

バイクの盗難は、自動車の盗難と比較するととても多く起こっています。
ハンドルロックなどの安全装置を装備しても十分ではないことが多いですし、チェーンとハンドルロックを両方装備していても盗難されてしまうこともあります。

バイクが盗難されたら、最初にする事は警察へ盗難届を出すことです。
110番へ緊急通報しても良いですし、110番通報に抵抗があるなら最寄りも交番へ電話をするなどして相談してください。
110番通報した場合には、警察が現場に足を運び、バイクの詳細や盗難された時のセキュリティ状況などのヒアリングを行います。
警察署へ足を運んだり電話で盗難届を出す場合でも、ヒアリングを行った上で盗難届を作成してもらえます。

盗難届を出すだけでは、十分ではありません。
盗難されたバイクが犯罪に使われた場合、適切な対策をしていないと所有者責任が発生することがあります。
そうした飛び火を防ぐためには、盗まれたバイクの廃車手続きを行うことをおすすめします。

廃車手続きは、バイクを盗まれたオーナーのみを守るために行う自己防衛策です。
面倒だと思わずに、速やかに手続きを行いましょう。

盗難されたバイクを見つけたらどうする?

バイクが盗難されても、所有者の元へ戻ってくる可能性は0%ではありません。
統計によると、盗難被害に遭ったバイクのうち、約60%程度は所有者の元へ戻ってきます。
つまり、戻ってくる可能性が期待できるというわけです。

もしもバイクの盗難被害に遭い、その後無事にバイクが手元に戻ってきたら、盗難届を出した警察へ一報しておきましょう。
また廃車手続きをした場合、再び登録の手続きをすれば問題なくバイクに乗ることが可能です。

大切なバイクを盗難されると、当然ですが所有者の怒りは心頭です。
犯人を捕まえたいという気持ちにかられることもあるのではないでしょうか。
バイク盗難の犯人を捕まえることは、可能です。
しかし、簡単ではありません。

盗難した犯人は痕跡を残さないように工夫していることが想定できますし、もしも乗り捨てている場合でも、自分が犯人であることを追跡されないように指紋を拭きとっているかもしれません。
そのため、犯人を捕まえることは可能でも、ハードルはかなり高いと考えましょう。

バイクが盗難されても見つけられる可能性を高めるためには、テクノロジーを活用するのがおすすめです。
スマホと連携しているGPSデバイスを、普段からバイクのポケットなどに収納しておきましょう。
そうすれば、仮にバイクが盗難されてもスマホのGPS追跡機能を使うことで簡単にバイクの居場所を特定できます。
犯人が見つかるかどうかとは別問題ですが、盗難されたバイクを取り戻すことはできそうです。