革製ジャケットのお手入れ方法

ライダーグッズの定番と言えば、やはりかっこよく着ることができるレザージャケットでしょう。
革製のジャケットは丈夫で防寒性も高く、柔軟で動きもとりやすいので、ライダーなら一つは自分のお気に入りのものを購入しておきたいところです。
しかし一方で革製ジャケットは非常に取扱が難しく、粗雑に扱っているとあっという間に劣化をしてしまいます。

まず革製品全般に言えることですが、もっとも状態がよいのは表面に適度の油分が含まれているときです。
ところがバイクに乗るときに着用をしていると、直射日光や風により次第に乾燥していってしまいます。

そのまま放置をしていると乾燥が進み、繊維がひび割れを起こしたり硬化をしてしまって、ツヤが損なわれてしまうでしょう。
逆にしまいっぱなしにしたり、雨に濡れたあとそのままにしていたりすると湿気がこもってカビの原因になるという場合もあります。
購入にかなりの金額がかかるレザージャケットですから、長く使っていくためにもこまめな手入れは欠かせません。

基本的な手入れの方法として、まず着用したあとに汚れを拭き取って、ホコリがつかないようにブラッシングするということがあります。
汚れは長く付着すると取れにくくなっていくので、できるだけこまめに行うことがポイントです。

汗をかいたときには皮脂を取り除くために固く絞ったタオルで拭っていくようにします。
革の上に皮脂がついたままになるとそこから雑菌が繁殖して嫌な臭いを発するようになってしまうので、場合により革用のクリーニング剤を使って丁寧に掃除していきましょう。

それと重要なのが、年に2回程度オイルアップをしていくということです。
これは最初に説明したように革の表面の油分を補うためのもので、丁寧にむらなく行うことで表面にツヤを出していくことができます。

メッシュジャケットのお手入れ方法

もう一つバイク用ジャケットの定番となっているのがメッシュジャケットです。
メッシュジャケットは通気性に優れており、夏場のツーリングに大変便利なアイテムですが、その半面で丸洗いできない場合があります。

メッシュジャケットの種類によっては自宅で洗濯をしてよいものもありますが、素材によっては家庭用洗濯機で洗うと繊維を傷めてしまうものもあるので注意したいところです。

洗うときにはまず先にジャケットに取り付けられているプロテクターをすべて外し、表面にあるホコリを取り除くためにブラッシングをしていきます。
プロテクター部分は洗うことができないことがほとんどなので、臭いを消すことができるスプレーなどを使っていきましょう。

干すときには色あせを防ぐために直射日光に当てないようにするとともに、裏返して吊るすと便利です。