マフラーの種類と交換方法

マフラーの種類

大切な愛車をカスタムするには様々な方法がありますが、初心者でも取り入れやすいのがマフラーの交換です。
マフラーを変えるだけで、見た目の印象は大きく変わるものです。

さらに乗り心地も変えることができるので、お得なカスタム方法と言っても過言ではありません。
しかし、バイクのマフラーには様々な種類があり、カスタムと一言でいっても異なる選択肢があるので、どうすれば良いか迷う!という方も少なくありません。
バイクのマフラーを交換しようと思い色々調べていると、フルエキゾーストやスリップオンといった様々な専門用語が並んでいますよね。

まずスリップオンマフラーは、取り外しが可能なマフラーのことです。
マフラーの先端、つまりサイレンサーのみを交換することができます。
サイレンサーのみの交換なので、劇的なチェンジは望めませんがドレスアップ効果が得られやすくコストパフォーマンスが良いので、大人気のカスタム方法といえます。

さらに、音質を変えたり軽量化するといった目的でスリップオンマフラーを装着する場合もあります。
音と見た目が少し変えられればOK!という方には、スリップオンマフラーという選択肢がおすすめです。

一方でフルエキゾーストマフラーとは、エキゾーストパイプからサイレンサーまでマフラーを丸ごと交換するものです。
スリップオンマフラーと比較するとコストがかかるものの、大幅に軽量化したりパワーアップさせることが可能です。
マフラー全体を変えることになるので、ドレスアップ効果もさらに高まるでしょう。

また、サイレンサーにもストレートタイプと隔壁タイプ、スチール・ステンレス・カーボン・チタンなど、素材にも様々な違いがあります。
自分のバイクに合うものや好みの乗り心地に合わせて調整するのがおすすめです。

マフラーをセルフで交換する方法

音や乗り心地、見た目を変えることのできるマフラーはセルフでも交換可能です。
自分でやれば本体価格のみのコストで済むため、コストを抑えつつマフラーを変えたいという方にオススメです。

必要な工具は、バイクにあったサイズのメガネレンチとソケット、ニッパーもしくはペンチ、そしてマイナスドライバーです。
ソケットやメガネレンチのサイズは、一般的な8-14mmで十分でしょう。

さっそく、必要な工具を使ってマフラーを取り外していきます。
エキゾーストフランジと排気ポートを固定しているボルトを緩め、ゆっくりとマフラーを外しましょう。
次に排気ポート、もしくはエキゾーストフランジについているガスケットを剥がしていきましょう。

マフラーとガスケットを取り外すことができれば、あとは新しいマフラーを取り付けるだけです。
新しいガスケットを使い、排気ポートとエキゾーストフランジをボルトで仮止めしましょう。
全てのボルトを固定したら、エキゾーストフランジのボルトの最終的位置を決めながら、強く締めていきます。
マフラーが取り付けられたら、接合部をメインに排気漏れをチェックしましょう。

業者に依頼した場合の工賃相場

自分でマフラーを交換するのは不安だという場合には、専門の業者に依頼しましょう。
マフラーの交換工賃は、マフラーのタイプによって変わってきます。
スリップオンであれば5000円から12000円程度、フルエキゾーストであれば8000円から24000円程度が工賃相場となっています。