オーストリアの高性能オフロードでおなじみKTMの特徴

KTMの歴史

KTMとは創業者と創業地の名前に由来しており、Kronreif & Trunkenpolz Mattighofenの頭文字をとったものです。
1934年にエンジニアである「T」にあたるハンス・トゥルンケンポルツが、「M」にあたるオーストリアのマッティクホーフェンに修理工場を創業します。
ドイツのDKW製のバイクのディーラーとなり、後に大きく事業が発展、自らもKTM第一号となるR100を販売を開始してバイクメーカーとして歩み始めます。
その時「K」にあたるエルンスト・クロンライフが主要株主となり、1953年にKTMとして始動することになります。

エルンスト・クロンライフは裕福な家庭の出身で、ハンス・トゥルンケンポルツの事業に興味を持ち、彼とタッグを組んだ形です。
日本国内の取り扱いは、バイクは現地法人のKTMジャパン、自転車は株式会社和田商会が行っています。

KTMの特徴

KTMはモータースポーツに注力しており、数々のレースにも参加、チャンピオンも経験し、オフロードバイクが得意なメーカーです。
後にKTMを受け継ぐ息子のエリック・トゥルンケンポルツもライダーとして活躍しています。
鮮やかなオレンジ色を使うことで知られるバイクブランドで、数々の商品を販売していいます。

1990年以降のKTMは、バイク・自動車ともにキスカデザインというザルツブルグに拠点がある会社により設計されています。
販売店舗や展示会場でのディスプレイ方法や資料・環境意識も統一されており、世界中のファンに安定したサービスを提供しているのが特徴です。

KTMおすすめのバイク

海外ブランドのバイクは大型タイプが多く、普通自動二輪の免許で乗れる車種が少ないと嘆いておられる方もおられます。
そんな方には「KTM125デューク」がおすすめで、125にしては車格が大きく、さらに燃費も良いのがポイントです。
ツーリングはもちろん、通勤やダートなどマルチに活躍してくれるバイクです。

中型クラスでおすすめなKTMバイクは、「KTM250デューク」というモデルで、先に発売されたKTM200デュークもありますが、価格的にはさほど差はない為、KTM250デュークをおすすめします。
こちらは水冷単気筒を搭載した248.8ccモデルで、スポーツ性能も高く、同じ排気量のバイクの中では出力30Psと特出しています。
KTMならではのデザイン性を感じたい方には、オレンジカラーが特徴の「KTM RC390」はいかがでしょうか。

400cc程度の排気量がありながら軽量化を実現したモデルとなっており、車体はなんと147kg、加速維持、加速力ともに定評があり、快適なライディングを楽しめます。
次に紹介するのは「KTM690SMCR」で、こちらのモデルはKTM690エンデューロが基本になっており、単気筒エンジン搭載、ハイクラスのトルクを持つバイクとして人気です。
690ccの大型シングルエンジンを持ち、高性能マシンとして大変おすすめです。