コストパフォーマンス◎!キムコバイクの特徴

台湾でナンバーワンのバイクブランド

「KYMCO(キムコ)」は台湾でトップシェアのオートバイブランドです。
本社は台湾の高雄市三民区にあり、漢字名では「光陽機車」とい表記します。

車名を英語にしたときに「Kwang Yang Motor CO」となることから、その頭文字をとって「KYMCO(キムコ)」となります。

日本においては、国産バイクメーカーや欧州・米国に大きなバイクメーカーが市場を圧巻していることから「キムコ」という社名にはあまりなじみがありませんが、企業的には1964年まで歴史は遡ります。

第二次世界大戦終了後に日本でバイク産業が一気に発展したことを受け、後発的に発達していったのが台湾の工業なのですが、その影響を受けて台湾南部の湾岸都市である高雄市に誕生をしたという経緯です。

1964年に本田技研工業と技術協力をしたことにより本格的なバイクメーカーとして稼働をしており、これまでは主に台湾国内向けにホンダブランドのバイクを製造・販売する役割を担ってきました。

キムコは現在では自社ブランドのバイクも多く手がけており、特に100~125ccの原付二種のバイクをメインにしています。

もともとホンダと技術提携をしてきたということもあって性能面ではかなり信頼性が高く、コストパフォーマンスに優れた車種がラインナップされているのです。

割高で高性能なメイン車種「スーナー100」

キムコのバイクの中でも特に注目なのが「スーナー100」という小型バイクです。

キムコスーナーは2ストローク100ccエンジンを搭載しており、車体の剛性と足回りの性能の良さから広く使用をされています。

しかし何と言っても最大のメリットはその価格の安さで、中古で購入をする場合にはかなり状態のよいものでも10万円を切っており、ものによっては数万円という安さで購入可能です。

とにかく安く原付きが欲しいという人にとってはとてもおすすめできる車種であり、価格の割に十分に満足できる走行性があるとして徐々に人気を高めているところです。

キムコの日本法人では現在ではむしろ排気量の大きいビッグスクーターなどを多くラインナップしており、そちらも他のメーカー品と比べてかなり安く購入が可能です。

現在フラッグシップモデルとなっているのが「AK550」で、かなり完成度が高い車種となっています。

デザイン性もかなり向上してきており、ブランドにこだわりがなければ実用面で選択をしてみるのもよいでしょう。

ちなみにキムコではバイク以外にも「ユーティリティ」としてオフロード用バギーを製造しています。
むしろこちらの方にキムコらしい独自性があると言ってよく、オフロードスポーツを趣味にする人などは、そうした製品もチェックしてみることもおすすめです。