高速道路利用時に気をつけるポイント

高速道路をバイク走行する為には

遠距離を走るツーリングには、効率良く移動できる高速道路を利用される方も多いと思います。
バイクで高速道路を走行する場合、一般道と同じように走ることはできません。
まず高速道路では、排気量が125cc超であることがバイク走行の条件となっています。
つまり、125ccのバイクでは高速道路を走行することはできませんので間違えないようにしましょう。

一般的に125ccの車種は124ccであり、250ccなら249ccとなります。
知らずに125ccのバイクで高速道路を走行してしまうと、違反になってしまう為注意してください。
なお、条件だけを見ると150ccのバイクでも走れますが、パワー不足ですし、何より本体が軽いので風の抵抗にも弱く、250ccクラスのバイクでの走行が現実的です。
もちろん原付で走ることはできず、黄色・ピンクナンバーでは高速道路を走ることができないことを覚えておきましょう。

高速道路を走行する時の注意点

高速道路は一般道よりも風の抵抗が大きくなりますので、走行中はずっと一定の負荷がかかっている状況です。
長距離になればなる程集中力が必要となりますので、体調が悪い時や心理的に集中できない状態では高速道路を走行しないようにしましょう。

さらに他の車やバイクも相当なスピードで走行していますので、十分に車間距離をあけて走るようにしてください。
後続車を確認しにくく、急停止もしづらいと言われるトラックの前後での走行も危険です。
思わぬ事故に巻き込まれない、また自身で起こさない為にも十分に注意しましょう。

ずっと同じスピードで直進しているつもりでも、実際にはフラフラしたり、スピードも一定ではないことがあります。
そのような状態では、小石があったり雨が降った時に転倒する危険性が高まります。
高速道路をバイクで走行する際には、一定の速度で、まっすぐ走ることを意識することが大切です。
体にもバイクにも負荷がかかりにくくなりますので、速度を一定に保つことを心がけましょう。

マスツーリングで走行する時の注意点

ソロツーリングなら周りを気にせず、自分の走行にだけ集中して走ることができますが、複数人で走るマスツーリングでは同じように走ることは困難です。
人数が増えれば増える程、他に走る車やバイクにも配慮して走行するように心がけましょう。

基本的にマスツーリングの場合、二列縦隊で交互にずらして走る、いわゆる「千鳥走行」を行います。
先頭から最後の車両まで長くなると周りにも迷惑ですし、料金所や全員が揃う時にも時間がかかってしまう為です。
ただし、人によって運転技術やバイクの性能も異なる為、全員同じように走れないケースもあります。
マスツーリングを快適かつ安全に行う為には、それらを考慮して配列しましょう。